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サービスニュース-第56巻 第1号-2(この毛玉どうします)

2020年01月06日

この毛玉どうします

「街で見かけるファッション」と称して、色々な服を見るようにしています。でも、時々写真のような商品を見ることもあるのです。この話、ブログの中でも取り上げたのですが、皆さんはどのように判断されますか。特に「毛玉取りサービス」を展開されているお店で、この商品を見かけたらどのように対処されるのでしょうか。ブログ12月参照。
 

写真2-1
写真2-1
写真2-2
写真2-2
写真2-3
写真2-3

※写真2-2は,独特の衣服として、2-3はジーンズに厚手のニットコート素敵でした。盗撮に近いので上手く撮ることが出来ません。しかし、私のファッションコレクションとして撮させてもらっています。
 

穴の空いてないレース?

このような布地をご存じですか。写真2-4a,2-4b,2-4c。
 

写真2-4a 
写真2-4a 
写真2-4b
写真2-4b
写真2-4c
写真2-4c

※写真はFactolier(ファクトリエ)からの転載です。
柔らかく、暖かそうな生地ですが、穴の空いてないレースというフレーズで意味が通じるでしょうか。この会社で扱う製品、メンテに難があるので実物を見るまで心配です。
 

これなら解ります

クリーニングに携わっている方々は、伝えることが下手だと云われますが、街で見かけたこんな例、単純に真似をするわけには行かないでしょうが、考えて見るとそんなに難しくは無いと思うのですが。
 

写真2-5
写真2-5
写真2-6
写真2-6
写真2-7
写真2-7

写真2-5は、ビルで見かけるレストラン案内のボードです。この写真を見て、内容、価格、場所、営業時間等を検討されるのです。写真2-6は、服のリフォーム(カケツギ)のA看板です。写真2-7は、車内の優先座席ゾーンの表示です。
いずれも、解りやすいのが特徴です。
 

チョット思い出したアイデア。

アイデア1

安いだけのシャツなら 他を当たってください
肌触りが! 着心地が! 光沢が違う! クリーニングの○△○


  先日東京の車内で見た広告のぱくりです。広告には「美しいだけのキッチンなら他を当たってください(大体ですが)」とありました。
そこで思いついたのが、このフレーズです。インパクトあると思うのですが、皆様はどのように思われますか。
でも、うちはよそと違うんだと言う方々にとって、何故、こう言い切れないのですか。こう言い切れないことがお客様に結果的にそっぽを向かれれることになるのです。
昔、使おうと思ったフレーズに、以下のようなのもありました。
 

アイデア2

決してお安くは無いですが
ラペルに 身頃に 張りを与える仕上を施しています


当時近隣には、当社よりもチョットだけ安いお店と、かなり安いお店がゴチャゴチャありました。
当社がセールをすると、それよりもチョット安価なセールを展開するのです。その時、セールを止めて、このフレーズを持って特徴をアピールしようとしたのです。
専務・部長の反対でポシャりました。

 

アイデア3

お好きな糊加減を

もっと柔らかく、もっと硬く 糊加減をお選びください


これは、採用されて多くのお客さまの支持を受けました。実施後3年目には、糊ソフト18%、糊レギュラー75%、糊ハード7%となりました。
実行は、タグに糊加減の補助タグを付ける。この時、ソフトは青のタグ、ハードは赤のタグを付けました。
洗浄前に、ソフトは青のネットに入れます。ハードは赤のネットに入れます。レギュラーはネットを使いません。洗浄工程は一緒に行い、終了後青ネットは温水の家庭用洗濯機へ、赤ネットのシャツはカフスとカラーに霧吹きの糊を吹き付けます。仕上は、どのシャツも同様に行います。
※一日2,000枚弱のシャツの仕事でしたが、中に2人だけ「もっと硬 く」と言われるお客様がおられました。

 

ヤマトの応対が人に!!!

いつ変わったのか気づかなかったのですが、『ヤマトの法人受付がコンピューター対応から人の対応』に変わっていました。
今までですと「こちらはヤマト運輸法人様受け付け・・・」「・・・荷物の集荷は何番を・・・」「・・・お客様の電話番号を市外局番・・・」とコンピューターが対応していました。
しかし、話すことは大差ないのですが、人が対応してくれます。集荷の時には大差は無いですが、他の問い合わせ、苦情等には、客側のストレスが少なくて済みます。
大体、JRやANA等の巨大企業に文句を言いたい時に、何処に連絡して良いのか分かりません(故意にそうしてる?)。それでもと、メールなどの問い合わせでは中々らちがあきません。電話をする係に行き着くまでにへとへとになります。
ヤマトが変わったと言うことは、素晴らしいと思うのですが。
三幸社に電話をしたら、「お電話有り難うございます。三幸社です。音声ガイダンスに従って・・・」とコンピューターに対応されました。がっかりです。
最近では、銀行のフロアーに支店長がいたり、ヤマトのように電話を人が応対すると言うのが最先端なのです。
体力が落ちて現業には就けないが、会社のことなら何でも知っているという方が中にはおられるはずです。このような方に電話応対をしてもらうのが理想だと思うのですが。


医者自身が診断し、さらにAIを使って診断をさせ、自分の診断の気づかなかった部分、病気への他のアプローチを示され、これをもとに患者と話をする。これが正しいので、AIに診断させ、患者に直接応対させると言うのでは、人に薬を飲ませた結果とか、手術で体を切り刻む倫理感を誰に求めるのですか。(チョット飛躍しすぎ?)
人に対する応対は、人でして欲しいと思うのです。このためのエキスパートを育てるべきだと強く思うのです。クリーニングではカウンターの人を数段レベルの高い位置にと考えて下さい。

 

昔こんなの作りました

ウエットクリーニングのチェックリスト

私がこの業界に入った頃は、「○○ハンドブック」「カウンターのチェックリスト」等、色々な冊子が出されていました。
接客は大事ですが、お客様はクリーニングサービスを受けるために来店されているのです。最低限これに答えられるような知識は身につけておいて欲しいと思うのです。
 

写真2-8 ウエットクリーニングチェックリスト(店舗用)
写真2-8 ウエットクリーニングチェックリスト(店舗用)

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